競馬予想する際、追い切りや調教の数字をあまり見なくなったという話

広告掲載ページ

f:id:take_omu:20200525212801j:plain

 

競馬予想にレース映像研究するようになって、6年7年

競馬歴は大体10年くらい経ちましたか。最初にはまった競馬予想ファクターは調教・追い切りでした。

 

木曜日16時過ぎ、出走馬が確定。馬柱見る前に競馬ブックwebの調教欄見てたりしたこともありましたっけ。拡大して、プリントアウトして赤ペンであれやこれや気になること記入したり。確か、いつだったかの芝・短距離レース。カレンチャンの単勝・複勝にぶっこんだのも決定打は「調教・追い切り」。

 

その後は、血統に行ったり、データ分析に行ったり。

 

現在の競馬予想のメインファクターは「レース映像」を見ること。馬場状態やレースラップ、個々の馬のラップ、競馬場の形態・特徴、枠順、騎手の動作などを加味して予想していきます。一通り競馬予想ファクターにはまって見て、レース映像分析に落ち着いたと言えば良いでしょうか。

 

 競馬予想のデータはレースが行われて、初めてデータになる

どんな競馬予想のデータもレースが行われてデータとなる以上、レースを細かく見ることは大切です(競馬予想のデータには必ず何らかの形でノイズが混じります)。データの数字とレース映像から見て取れることを突き合わせて行くことが競馬予想の根幹になってる。なので、ターゲットでデータの偏りだけで確率高いところに賭けるのは「怖いこと」なのはよーくわかります。

 

ある確率を自分が選択した時、より当たる確率にするかが競馬予想・馬券のキモ

 

そのためにレース映像の分析は欠かせません。実際に考慮する馬を見続けたことで大穴でも自信を持って馬券を買えたりもします。

 

 

ままっ、サクラジマテソーロは大穴じゃないてすが。

 

ダート替わりの一戦。小倉競馬ダート1700m。単勝1.6倍の1番人気が飛んで、3着。複勝は1510円つきました。ありがとう。

 

増え続けてるレース映像派

今は、レース動画を高画質で見続けることが可能です。どんどんとレース映像派が増えて行ってるところ。レース映像を研究しまくって、毎週見まくって、有料予想される方もかなり増えました。

 

自分は有料予想はしませんが、レース映像の見方noteを書いたり 

 

自分がレース映像の研究にはまりまくって、土日、競馬が行われてるのに過去のレース動画を分析しまくってた6年前7年前は、全然レース映像を見ようという人はいなかった。ツイッター探しても、ブログ探しても似たような人を探すのは大変でしたけど、今は結構います(レース映像のビデオ録画してた人がいたのはブッタマゲタ。木下健さんみたいな人はいるんだな)。

 

ムーアの法則よろしく、ネットに接続するパソコンやスマホの性能がよくなって行って、今は手軽に競馬のレース映像を見ることが可能です。ほんと、6年前7年前あたりはJRAのレーシングビュアーでも動画はカクカクしてて、判断するのに難儀してましたけど、今は比較的クリアに見られますから、この、ムーア、いや、技術革新っていうのはすごいんだなと(語彙)。目を細めて見てたりしましたし(何の解決にもならないヤツ)。

 

 レース映像の何が良いって、データの大元になることに関して「最初から終わり」まで自分の目で確認することができることです。パトロールビデオが全レース公開されるようになって、違う角度のレース映像を見ることができるようになりました。

 

ゴール後の伸びもパトロールビデオで確認することが可能です。差し馬・後方からの追い込み馬の伸びも見ることができます。伸び切れなかった・脚を余したなども確認可能。この「最初うから終わり」まで自分の目で認識でき、繰り返して馬券になるパターンを発見し馬券を買い続ける自信に変えることもできる。

 

 

競馬予想する際、調教や追い切りの数字や動画を見なくった

競馬予想初めて最初にはまったファクター、調教時計や追い切り。

 

レース映像分析をするようになって、だんだん予想する際に見なくなりました。と言いますのは、レース映像の最初から終わりまで見て、予想して馬券を買うところで自信を養って、そこそこの成績になってたからです。

 

調教時計の数字だけですと、実際に自分が計測した数字ではありませんし、追い切りの動画があると行っても、スタートからゴールまで録画されたものは1頭もありません。動画があるのは、競馬のレースで言う所の直線部分のみです。すると、計測された数字から実際の動きを自分の目で確認できる部分は少ないことになります。

 

日頃レース映像で、ラップタイムだったり馬場だったり騎手の動作だったりをスタートから見て自信に変えている身からすると、追い切り映像で「どう調教を始めて行ったのかわからない、動画で見られない」のは不安でしかないのです。

 

実際のレースで、発馬した瞬間から最初のコーナーに入るまでは結構重要な部分です。それが動画として追い切りをした全頭、見ることができないのは端的に申し上げて「怖い」。

 

「君たちがいて、僕がいる」わけです(チャーリー浜)。

 

君たち(追い切り前半から半ばまでの動画)がないと、整合性が取れないのです。これは、レース映像分析にハマりまくったせいもあるとは思うんですが、見えないものを見たように置き換えるのは真っ暗の中で動くことと一緒ですからね。僕がいるって声も出てこないですし、出ても震えてますよ。

 

調教時計・追い切りを見るのは、気になることがあるときだけに

調教時計や追い切りの数字を見るのは限定的になりました。

 

例えば、JRAの新馬戦(地方競馬の新馬戦は能力検査で実際のレースを走る。その動画は公開されてる。パパッと見られるようにはなってないけど)。あとは、骨折明け、鼻出血・心房細動開け、長期休養明け。

 

実際に最初から終わりまで録画された動画とは言え、自分のこの目で確認できたものかどうかは「自信」につなげていく上で差がつくはず。見えないものを数字だけで見たようにするところには憶測が混じりやすい。憶測と言うのは(馬の力ではなく)自分の都合が混じりやすいものなので、相当用心して折り合いつけられないと本来取り入れない方がいいもの。

 

馬体重もソレで。

 

実際に馬体重測ってるところを動画で全頭見せたことなんて聞いたことがありません。人間が体重測るときは「測るぞ」と認識して体重計に乗りますが、競走馬にそう言う概念はないでしょう。だから、計測不能って出てきたりしますし。

 

正直「その馬体重は正しいの?」って、いつも思ってます。芝からダート替わりで軽いのは嫌だなというのはありますが、前走が-2キロだから消すみたいな感覚はないですね。馬体重が競馬予想のファクター筆頭だったのが3時間くらいしかないもので、別の捉え方もあるでしょうけど、2018年の宝塚記念で2着に伸びてきて、勝ったミッキーロケットにクビ差だったワーザーの例もありますし(前走から-27キロ)。

 

逆の例ならば、2012年のクイーンステークスの勝ち馬・アイムユアーズは前走から+24キロでした。

 

確か地方競馬の話だったと思いますが、Aという場所で馬体重測るのと、Bという場所で馬体重測るのでは微妙に違って数字が出てるんじゃないかっていう話もあったはず。

 

最初から終わりまで自分の目で確認できることは大切

レース映像派のポジショントークゴリゴリではありますが、実際データと突き合わせるように動画を「最初から最後まで」確認できる方が自信に繋げやすいのは事実です。

 

実際のレースにあって、調教・追い切りにないのは「他馬が作るペースや仕掛け」です。2頭併せ、3頭併せなど調教のパターンはありますが、ある程度意図的に行われます。意図的にというのは待ち構えられる、予想がついて対応できるということです。実際のレースでも展開を騎手が読むことはされますが、勝つために読みをひっくり返すことはよくあることです。逃げる! と思ってたら最後方でポツンとしてた! なんてね(誰のこと言ってるんだ!)。

 

まあないと思われますが、今度、追い切りをした全頭の映像がJRAレーシングビュアーで公開されるなんてことがあれば、調教の見方も変わるでしょうけど、たぶん、それはない。なので、今日もレース映像の分析でございますよ。

 

以上、競馬予想する際、追い切りや調教の数字をあまり見なくなったという話でした。